日本で医師として働くためには、既定の教育機関に通うなどの資格を満たす必要があります。そのため医師である皆様は、大学へ通い、勉学に励んでいたはずです。
大学での勉強は「学問」であるという意見もあると思いますが、大学生も含め学生の勉強は「お勉強」であると考えられます。学生は勉強している内容を誰かに実践して使っているわけではありません。つまり、プレイヤーではありません。
「試験」は、この段階でのお勉強を学生たちになんとかやらせるために大学の先生たちが使う手段なのです。試験は所詮知識を問う以外にやり方がなく、また問う内容が単なる知識であるため、試験の点数がよいからといってその人が社会人として仕事をする上で優秀であるとは限りません。
冷めた見方をするならば、大学の先生方の方針は「大学時代など勝手に自分で勉強して医師になる準備をすべきだ」というものと考えて良いでしょう。
しかし、実際には先生たちは少しでも学生に有益な勉強をして、将来自分で考えて行動するための下地となる知識を得て欲しいと考え、わざわざ試験をしてくれているのです。
いつかこの知識が役に立つかもしれませんし、学問として医学を学ぶ楽しさはあるでしょうが、医師になってから学ぶことと比較すると様々な面で雲泥の差があるでしょう。
大学を卒業してから医師として患者さんを担当して臨床知識を増やしたり、研究者として研究に必要な知識を増やすことは、非常に実践的になる傾向にあります。ですが学生時代の勉強が無駄であったかというとそうではなく、あくまでその時代の努力があったからこそ、現在の環境があると言っても過言ではないはずです。
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