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医師と伝え方 その2

医師が診察を行う上で、患者に分かりやすく伝えることは大切です。

ただし、伝えるためには「聴く」「質問する」というステップを踏む必要があります。相手の事情や価値観などをできる限り把握した上で、相手の気持ちに沿った伝え方をしましょう。同じ内容のことでも、伝え方ひとつで印象は大きく変わります。

 

最も基本的な患者への伝え方として、なるべく専門用語を使わないことが挙げられます。

例えば「これから胃透視をしましょう」と言われても、患者からすれば何をするのか分かりません。場合によっては、聞き慣れない言葉に不安を感じてしまうこともあるでしょう。医師からすれば当たり前に使っている言葉でも、患者にはまず伝わらないと思って言葉を選ぶ必要があります。

解決策の1つとして「胃透視」という言い方ではなく、「バリウムを飲んで胃の中をレントゲンで写す検査をします」と言い換えるというものがあります。その上で、この行為を胃透視と伝えれば問題ありません。はじめは時間が掛かってしまいますが、同じ患者であれば医療知識が増えてきます。患者が言葉をしっかりと理解できるまでは、何度か繰り返し説明をして、極力分かりやすく噛み砕いて伝えていきましょう。

 

他にも「頭部MRI」は「磁力を使って、頭の中を精密に検査すること」、「抗生物質」は「菌を殺す薬」と、説明を行います。患者によって医療の理解度は違っていますので、これくらいなら分かるだろうと思わず、丁寧な説明を心掛けましょう。

説明が多すぎて問題になることはありませんが、説明が足りなければ余計な問題に繋がる可能性があります。患者側が「分かっている」と言っていたとしても、場合によっては正しい知識かどうかの確認が必要です。誤解や行き違いを防ぐことで、未然にトラブルを防いでいきましょう。

 

 

 

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