患者によっては、運動療法や食事療法を守れない、病棟のルールを守らない、予約時間に遅れてくるなど、「医師からの指示を守ってくれない」人も一定数存在します。
当然ながら、何らかの方法で対処をしなければなりません。
しかし、指摘をする場合は相手を感情的にしてしまうこともありますし、伝える医師側からしても時間も神経も使いますのでストレスにもなってしまいます。
医師が患者に上手く伝えるためには、どのような工夫をすれば良いのでしょうか。
まず「自分が相手に伝えることは命令ではなく、あくまで要望・お願いである」ということを念頭に置き、そのことを相手にもしっかり伝えることをおすすめします。
はじめから指摘をするという態度や叱るような物言いをしてしまうと、相手の機嫌を損ねてしまう可能性があります。
言うことを守らない患者であっても、悪意がある場合を除いて、何かしらの理由がある場合が多いそうです。
頭ごなしに言うのではなく、「こちらからのお願い」「話し合い」だとして理解をしてもらいましょう。
「どうしてそのお願いをする必要があるのか」ということを分かりやすく説明することでも、患者に理解してもらいやすいと言われています。
また要望やお願いを申し入れるときには、伝える場所や時間帯に注意をしましょう。
相手のスケジュールを確認し、例えば次に大きな検査が控えているときや、空腹時は避けて話をしましょう。
合わせて、話し合いは自分自身も余裕のあるときに行うことが大切です。
場合によっては話し合いが長引くことがありますし、予定が迫っている場合には焦って感情的になりやすくなります。
周りに他の患者等がいない場所を選ぶのが有効な場合もあります。
他の人に聞かれていると思うと人は委縮しやすく、自分自身も喋りにくくなってしまう傾向にあるのです。
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